2011年7月12日火曜日

梅雨が明け夏山シーズン到来!安全登山で行きましょう

■皆様こんにちは。東北地方も梅雨明けが宣言され、今年も本格的夏山シーズンがやってきましたね。夏レジャーのご予定は立てられましたか?ミウラは限りある時間のなかで今年はどこへ行こうかと本気になって悩んでいます。剱の早月尾根ルート、穂高大キレット、白馬から親知らず海岸へ抜けようか、飯豊朝日の完全縦走、海抜0mからの鳥海山、最北端の百名山利尻&礼文トレッキング、一合目からの富士登頂・・・・・行きたいところがあり過ぎて時間が足りな過ぎです。地図を見ながら予定を考えているだけでも楽しいものですね。皆様、余裕のある計画・完璧な装備・万全な体調で夏を満喫しましょう。

■今日は夏山に出かける前にちょっとご報告です。7月7日(木)、東京で開催されました全国山岳遭難対策協議会に参加してきました。警察・消防・日山協・労山・山岳ガイドなど山岳レスキューに関わる約270名の方々がここに集結し意見を交わしました。
■警察庁からの報告では、山岳遭難の発生件数は過去最悪の1942件(遭難者数は2396人)、うち死亡・行方不明者は294人。 目的別にみると登山目的が遭難者1693人で全体の70,7%。そして登山目的での月別発生状況は8月が275人と最も多くなっています。態様別では、道迷い遭難が970人(全体の40,5%)、滑落が402人(16,8%)、転倒が309人(12,9%)と報告されております。
*死亡・行方不明者294人ですが前年比-23人と減少しております。遭難者数が増加する中でのこの減少は、遭難対策防止活動の成果ではないでしょうか。

■これから迎える楽しい夏山シーズンですが八月は遭難者数が最も多い月でもあります。夏山では特に寒暖の差に注意しなければなりません(熱中症低体温症を未然に防ぐ体調管理)。富士山などへ涼を求めて高所登山に行くときには高山病対策が必要です。態様別トップの道迷い遭難を防止するためには事前準備(計画)をしっかりとして地形図・コンパスは必携したいものです。
 自然に「絶対大丈夫」なことなどありません。油断なく謙虚に自然と向き合ってゆきましょう。安全対策などでご不明の点はどうぞご遠慮なくお問い合わせください(またオススメの夏山コースもご紹介いたします)。皆様の安全夏山トレッキングを応援致します!

■全国山岳遭難対策協議会の次の日(7月8日)福島県にあります「猫魔が岳&雄国沼」に行ってきました。ニッコウキスゲの群落が素晴らしかったのでどうぞご覧ください。


ではまたご報告いたします。次はどこへ行こうかな・・・

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