2009年7月21日火曜日

2009.7.15 山形県 大朝日岳 ヒメサユリを求めて

○スタッフ
■店長山下(今回はロンリーです・・・)

○行程
■2009年7月15日(水)
5:20古寺鉱泉出発⇒6:45ハナヌキ峰分岐⇒8:00古寺山山頂(1500m)⇒9:00小朝日岳山頂(1647m)⇒9:55銀玉水⇒10:25大朝日小屋⇒10:40大朝日岳山頂(1870m)⇒往路下山14:40古寺鉱泉

店長装備⇒●帽子:オーストリア製ハンドメイド(2000年ザルツブルグで購入)キツツキの羽根付き●1stレイヤー:ロウアルパイン「半そでジップシャツ」●2stレイヤー:モンベル「ライトシェルジャケット」●サポートタイツ:ワコールCW-X「プロモデル」●パンツ:モンベル「O.Dショートパンツ」●ソックス:Xソックス「スキーライト」●シューズ:シリオ「エーデルワイス限定」●時計:スント「S6」●ステッキ:レキ「マカルー」●グローブ:レキ「フィンガーレス」●ザック:モンベル「バーサライトパック35ℓ」●ハイドレーション:キャメルバック1.5ℓ●マップケース:イスカ●コンパス:スント

■今回は新潟、山形の県境に位置する越後山脈北部、朝日連峰の主峰「大朝日岳」へ弾丸日帰り計画!朝日岳を代表する高山の花、絶滅危惧種とも言われている「ヒメサユリ」鑑賞と大朝日岳直下のY字雪渓等、初夏ならではの展望を目的にロンリーでのマイペース山行です♪


■仙台より下道で約3時間、前日に登山口となる古寺鉱泉宿手前の駐車場(写真の場所より約3km先)で車中泊です。直前の稲川温泉(¥300)なかなかいい湯でした♪


■車中での一時・・・シュラフはおNEWのナンガのダウンシュラフ、マットは愛用のアルティアックスキンマット、車内での灯りはシルバの3Wヘッドライトで翌日のルート確認。かろうじて冷えてる缶ビールを飲み早目の就寝(21:00)


■日の出(4:40)と同時に起床、登山準備を整え5:20出発です。昨日から明け方までの大雨はなんとか止みましたが低気圧通過後の吹き返しの風がやや強めです。


■登山開始後まもなく、古寺鉱泉「朝陽館」裏手より急な登り、しばらくはブナ林に囲まれた展望の無い登山道を行きます。

                                                             ■最初の水場「一服清水」、標準登攀時間より約35分早いペースで順調に通過。

                                                             ■ハナヌキ峰分岐を過ぎ、まだ枯れている2番目の水場「三沢清水」から約25分程で・・・会えました!「ヒメサユリ」。しかも見事に群落となっていました♪



■8:00古寺山頂。一気に朝日連峰の見事な残雪の景観がひらけます!



■古寺山~小朝日岳間は、色鮮やかな初夏の高山植物の宝庫。ヒメサユリにニッコウキスゲ等。


■9:00小朝日岳山頂より、正面やや左に「Y字雪渓」その山頂が目指す「大朝日岳」山頂より右に尾根を下った所にポツンと「大朝日小屋」そこから更に右の大きな山が「中岳(1812m)」


■ニッコウキスゲの群落。この花は朝咲いて夕方には閉じてしまいます。また花は全て東側を向いているため、登山道からは逆向き・・・正面からの撮影は断念!


■小朝日岳を振り返って見る。急坂の登山道と岩肌がこうしてみるとなかなかの迫力です!


■「朝日連峰で最もうまい(地元の方談)」と言われる3番目の水場「銀玉水」。

■ほどなく「大朝日岳山頂避難小屋」ここより約15分で山頂の為、休憩は登頂下山後にし、右脇裏手より登山を続けます。

■10:40大朝日岳山頂(1870m)登頂!360°のパノラマを動画でどうぞ!





■強風の為早々に下山・・・非難小屋で昼食をとります。非難小屋の管理人さんはこの道23年!足元のマナスル?ドでかい版でカップラーメンのお湯をいただきました。

■下山は往路をたどり、弾丸の約3時間で古寺鉱泉登山口へ。帰りに大井沢温泉へ浸かり、仙台へ!
■最後に余談ですが・・・私の帽子:オーストリア製ハンドメイド(2000年ザルツブルグで購入、キツツキの羽根&バッヂ付き)のハンティングハット。購入したお店とオーナーをご覧下さい♪
この2年後にもここのお店に行ったのですが、オーナーは良く覚えていてくれました!!!
次回はウサギ皮のハンティングハット(通貨がオーストリア シリングの時はたしか2000シリングでしたが、ユーロに変わってからは見積もってもらっていません・・・)

2009年7月6日月曜日

仲間達と行く【仙台⇔富士登山】0泊2日弾丸登山!


■今回は、富士登山準備で連日にぎわう店頭の「富士山コーナー」内で、大変ご好評をいただいております「富士山行日記」を店頭「未掲載」写真も盛り込んだ拡大版でご紹介させていただきます!

一昨年、昨年と同行程を楽しんできた店長からのご提案です!
○スタッフ
■店長山下
■泉中央店大泉
■本社商品部寺崎

○行程
■2008年8月20日(水)
9:30仙台駅東口ウィラーステーションマクドナルド仙台駅東口店出発⇒
14:45新宿西口到着(約5時間)⇒
16:50新宿高速バスターミナルを富士急バスにて出発⇒
19:15富士スバルライン河口湖口五合目着(約2時間20分)⇒
富士登山(詳細は下記日記にて!)⇒
8月21日(木)
10:30無事に下山五合目到着⇒
12:00富士スバルライン河口湖口五合目出発⇒
14:20新宿高速バスターミナル着⇒
16:30新宿西口ウィラーステーション新宿センタービル(地下1F)出発⇒
21:45仙台駅東口到着!

■新宿西口にて、今回のメンバー正面最前列に私店長山下、左のノースハットメガネが本社寺崎さん、一番奥に紅一点泉中央店大泉さん。この後富士急バス出発までの2時間は「うなぎのひつまぶし」でスタミナアップ♪富士山への行き帰りは「リラックス」な格好で行きましょう!

店長装備⇒
●帽子:モンベル「スティングレイハット」
●Tシャツ:グッドウエア「100%コットンシャツ」
●パンツ:グラミチ「ショートパンツ」
●足元:クロックス「ケイマン」
●時計:スント「S6」

■19:15富士スバルライン河口湖口五合目着。辺りはすっかり夜それでも同じ計画の大勢の登山客で混雑しています(フリーの大型バス2台分満員)


■さあ荷物を降ろして準備です!

■到着後2300mの標高に体を慣らす為約1時間程、着替え等の準備、軽食を取りながら過ごします。
店長装備⇒
●ヘッドライト:シルバ「3WLED」(照明到達距離63mの世界最強ライト)
●帽子:オークリービーニー
●肌着:モンベル「ウィックロンTシャツ」(吸汗速乾性の良い物を!)
●中間着:モンベル「ライトシェルジャケット」
●手袋:レキ「フィンガーレスグローブ」
●ショーツ:ノースフェイス「テックアンダー」
●パンツ:モンベル「ニッカ」
●サポートタイツ:ワコールCW-X「プロモデル」
●ステッキ:レキ「マカルーダブル」
●ザック:モンベル「バーサライトパック35ℓ」
●行動食:色々(カロリーメイト、饅頭、バームクーヘン、カリカリ梅、酢昆布、等等等10ℓの袋に満タン詰め込み)
●水:ハイドレーションパック内に1.5ℓ
●レイン:モンベル「バーサライトジャケット&パンツ」
●インナーダウン:モンベル「インナーダウンジャケット」(これが後々一番重宝しました!)

■装備を整えて20:04いよいよ登攀開始です!結局寒くてレインジャケット着込んでのスタートとなりました。



■スタートはやや下りの真っ暗闇を行きます、ヘッドライトは「必需品」です。なるべく電池消耗の少ないLEDのタイプでパワーがあるに越したことは無いでしょう。この時は私のヘッドライトがあまりにも明るくて道中色々な人たちから「ご一緒させていただいてもいいですか?」なんて声を掛けられてました。

■約20分程で吉田口登山道の案内板前に着きました、ココからが登りの道となります。

■20:55六合目到着です!登りに入るとさすがに熱くなり、ジャケットは脱ぎました。このような環境では簡単に着脱、レイヤード(重ね着)出来る服装がいいですね。

■22:05標高2700mの七合目到着!ここからは登りがきつくなります、焦らずゆっくり登りましょう!また、ココから先は山小屋が連なり登山客がおのおの休憩をとっており、ネオン街のような照明の明るさと、にぎやかさでちょっと安心感がでてきます。割高ですがちょっとした売店や御手洗いもあります(清掃協力費等で¥100のチップが必要です)

■異文化交流も富士山ならではの楽しみです♪



■ 一気に標高を稼ぎます。ひたすら続く岩場…「ダブルポール」としっかりした「登山靴」必要です!



■ 2:00標高3250mの八合目に到着!焦らず慌てずゆっくりペースで。ここでインナーダウンジャケット&レインパンツ(防寒として)着用!



■ 風速で約5~6m程でしたので、体感温度は約2℃前後・・・八合目からは相当寒いです。

■更なる強風と低温、疲労で一時ツェルト張っちゃいました・・・山小屋脇等風の当たらない所は同じように砂嵐を避ける人達でごったがえしです。ちなみに約1時間程かぶってましたが風が当たらないだけで中の環境は全然快適そのもの!

■ 4:30ご来光観賞目的地(個人的にココが一番イイ)の本八合目上部標高約3500m付近で待機です!吉田口ルートは山頂まで行かなくてもご来光が拝めます、むしろ混んでる山頂よりも、自分達だけの場所ではしゃぎながら、感動しながら、気のあった仲間達と同じ価値観を共有できる場所をオススメします!
ご来光前の30分って空の色が刻々と変化して本当にきれいです♪

■5:00興奮と感動のご来光の瞬間を動画でご覧下さい!!!


■山頂から下ってきたガスがご来光を取り巻き幻想的な画になりました!

■ご来光の瞬間からテンションは絶好調!これよりそんな愉快な仲間達のはしゃぎっぷりを笑ってやってください・・・

■さぁ!山頂目指して出発です!雲海のすき間から見える山中湖と青い空!険しい九合目もなんのその!夜の登攀から明るい朝の登攀へ、疲労もかなりきてますが気持ちは新鮮です!

 
■明け方の寒さはピークです。①ニット帽②手袋③インナーダウンジャケット(もしくは軽量コンパクトのフリース)は必需品です!ちなみに「つらら」を発見!

■山頂手前は70%の酸素濃度でこの急勾配です、更に気温も0℃近く低い厳しい環境となります。

■まぁるい地球

■山頂は目前!足が重い!酸素が薄い!寒い!この付近まで来るとほとんどの方がそんな状態になります。

■6:40山頂!!!(吉田口ルートの通常参考タイムは約6時間となりますが、体力差によってその倍の時間かかる方も普通にいます、もちろんそれよりも早い時間で登頂される方も)余裕を持った計画で無理なく登りましょう!

 
■勿論「商売繁盛」祈願の御札を買いました。

■山頂からの展望。雲海が遥か遠くまで続きます。

■一杯¥400のホット缶コーヒーで一服…気温も上昇し約5℃程。

■寺崎さんやっぱり買っちゃいました「金剛杖」。外人の方々は皆買ってました!

■あちらが最高峰「剣ヶ峰」3776mの頂。今回はお鉢は回らず火口を眺めて下山の徒へ。



■7:30下山開始!下りは単調に整備された小砂利道です、風が吹くと即砂嵐の為防備をしっかりと!


■サングラス:オークリー「モンスタードッグ+タレックス トゥルーレンズ(偏光)」とバンダナ:コロンビアで砂嵐対策です!

■や~ま~な~か~湖~♪

■登山道との合流地点より山頂方面を見上げると、暗闇を登った登山道がはっきり見えました!

■10:30無事に五合目到着!なんと下りは3時間で下っちゃいました!

■日中の五合目は平日なのにこんな混んでいます!


■とりあえず帰りのバス時間まで1時間半程、着替えた後はラーメン食べておみあげ物色です!



■最後の締めは・・・やっぱこれでしょ「こけももソフト」!大人気名物品です!

さあ次の富士登山は・・・

仙台から行く富士登山としては今回ご案内させていただきました“吉田口”
からのルートが一般的となりますが、富士山を100%満喫できるルートの
ご案内です!



2011年8月8日(月)~9日(火)
同じく仙台から弾丸で催行した我々の記録
是非ご覧になって下さい!